ホルスト 組曲《惑星》より《木星》

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楽曲の解説

【原題】Jupiter
【作曲】グスターヴ・ホルスト
【作詞】
【アーティスト】

イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストによって1915年頃に作曲された管弦楽組曲『惑星』の第4曲です。ホルストが『惑星』の作曲に取りかかる1年前、劇作家のクリフォード・バックスから占星術の手ほどきを受けており、占星術にかなり傾倒していたと言われています。『惑星』も天文学的なイメージから作られたのではなく、占星術上の役割をイメージして作られました。地球が含まれないのはそのためです。7つの曲にはすべて占星術が暗示する名前が付けられ、『木星』には「快楽をもたらす者」というタイトルが付けられています。この曲は太陽系最大の惑星にふさわしく、大変スケールの大きい躍動的な楽曲で全曲の中心をなすものです。

オーケストレーションは大規模で近代的であり、そのまま映画音楽になりそうなほど古さを感じません。中でも中間部の第4主題の旋律はペンタトニックに近いスケールで作られているため、どこか懐かしくて親しみやすい雰囲気があり、この部分だけを取り出して編曲されることも少なくありません。英国では「I vow to thee, my country(祖国よ、我は汝に誓う)」というタイトルで愛国歌・賛美歌として親しまれています。また日本では2003年に平原綾香が歌詞を付けて「ジュピター」として歌ったことから、クラシック音楽に馴染みのない人にも知られるようになりました。

楽譜は第4主題の部分をなるべく弾きやすいようにピアノソロ用にアレンジしました。

楽譜

【楽譜のタイプ】ピアノソロ譜

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