ギター 楽器

ARIA A-35CE(エレガットギター)を買いました

投稿日:2014年12月20日 更新日:

これまでスチール弦のアコースティックギターは持っていたのですが、結局自分が弾きたいのはソロなんだということに気づき、アコギを売り払っていわゆるクラシックギター、正確に言うとナイロン弦ギターに買い換えました。売っても大した金額にはならないのですが、置き場所がないという問題からです(笑)。

何を買うかはあらかじめ決まっていたのですが、楽器店には置いていなかったため、ネット通販で購入することになりました。通販でギターを買うのははっきり言って冒険だと思いますが、レビューなどを見ても概ね評判が良く、悪い噂は聞かれなかったのであまり躊躇はありませんでした。購入したのはARIAのA-35CEというモデルになります。ARIAのエレガットシリーズの中で最下位のモデルですが、トップは単板を使用するなど基本的なところは押さえています。別にピックアップはいらないのですが、レコーディングする時にはあった方が便利なので、あえてピックアップ付きを選びました。スペックはこんな感じです。

トップ:セダー(杉)単板
バック&サイド:マホガニー
ネック:マホガニー
指板:ローズウッド
サドル&ナット:ボーン
ブリッジ:ローズウッド

型番からわかるように定価は35,000円ですが、楽器店で買うと普通29,800円くらいだと思います。今回購入したのはアマゾンに出店している愛曲楽器さんというお店だったのですが、ハードケースと予備の弦付き、しかも送料無料で何と23,790円でした。はっきり言って安すぎますね。こんな値段で本格的なエレガットギターが買えること自体に驚きです。

買う前にネットでいろいろ情報を探したのですが、現物の写真があまり見つからず、細部までわからないままに注文することになりました。そこで、これからネットで買おうと思っている方の参考になるように、なるべく写真も多く交えてご紹介していきたいと思います。

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A35CE_1
届いて現物を目にした第一印象は「カタログで見るよりかっこいい」ということです。表材は杉ですので、松のギターよりは赤みのある落ち着いた色合いが素敵です。木目も杉らしくまっすぐできれいですね。全体に光沢感のある塗装が施されており、美しいギターだと思います。

A35CE_2
ラベルにはNagoya, Japanの文字が見えます。そう、アリアは名古屋の会社なんです。サウンドホール周りの装飾は凝ったものではなく、この辺は値段相応でしょう。

A35CE_3
バックはこんな感じです。マホガニーらしい赤っぽい色合いで木目もきれいです。

A35CE_4
これがヘッド部です。クラシックギターではヘッドにロゴを入れないのが普通みたいですね。スチール弦ギターとは糸巻きの形状が異なります。慣れてないので弦交換は難しそうですが・・(^^;

A35CE_5
ヘッドの裏面です。マホガニーの色がそのまま出ていますね。燦然と輝くMade in Chinaのラベルが・・(笑)。まあ今どきどこのメーカーでも高級品以外はみんな中国製ですから気にしないことにしましょう(笑)。でないとこんな安い値段で作れるわけがありません。

A35CE_6
エレガットモデルにはすべてカッタウェイが入っているので、12フレット以上のハイポジションも弾きやすくなっています。エレキギターに慣れている方には大きなポイントでしょう。

A35CE_7
これがペグです。スチール弦ギターと違ってノブが後ろ向きに付いています。このクラスのガットギターによく使われているものと同じパーツだと思います。一応金メッキが施されていますが、あまりにピカピカすぎて安っぽい感じがしますね(苦笑)。ノブもプラスチック製でバリは目立つし、高級感はありません。やはり値段相応でしょう。

A35CE_8
ナットはボーン(牛骨)を使用しているようです。一般的なクラシックギターはナット幅が52mmと決まってますが、このモデルは48mmと少し細めになっています。通常のスチール弦ギターは43mm前後なので、ちょうどその中間くらいになります。この幅は太すぎず細すぎず絶妙だと思いますね。クラシックギターはネックが太いと敬遠する方が多いですが、この幅であればスチール弦ギターから持ち替えてもそんなに違和感はありません。上級者の方に言わせれば邪道なんでしょうけど、やっぱり弾けないと楽しくないですからね・・

A35CE_9
指板はローズウッドを使用しています。フレットの端の出っ張りなどもなく、仕上げは問題ないと思います。ただしサイドの塗装はかなり雑な気がします。

A35CE_10
ブリッジはローズウッドを使用しています。サドルはナットと同じ牛骨です。やはりスチール弦ギターと方式が異なるので、慣れるまで大変そうです・・

A35CE_11
プリアンプはARIAオリジナルのようです。プレゼンスも含め、全4バンドの本格的なイコライザーを搭載しています。チューナーボタンを押すとバックライトが点灯し、チューナーが起動します。内蔵型のチューナーは+-表示しかない簡単なものが多いですが、これはメーター式でどのくらいずれてるのか一目でわかるので、とても使いやすいです。精度もなかなか高いと思います。ただ電源をよく切り忘れるんですね・・。自動では切れてくれないので、もし忘れると一日で電池がなくなってしまいます。要注意。

A35CE_12
シールドの差し込み口はボディーの向かって右下にあります。横にある蓋は電池ボックスで、006Pを1個使用します。シールドを差し込むと自動的に電源が入る仕組みになっています。一応アンプにもつないでみましたが、ノイズも少なくクリアな音質が得られました。ピエゾ特有のプチプチした音質は仕方がないですね。なおボディーの真下にストラップピンは付いていません。クラシックギターは普通座って弾くものなので当然ですが、もし立って弾きたい方には要注意です。

A35CE_13
以上、値段の割には良くできていると思うのですが、よく見ると仕上げが雑な部分も見受けられます。たとえばこのヘッドの溝の部分ですが、塗料がちゃんと乗ってないですね。断面ですから塗料が乗りにくいのはわかりますが、こういう目立ちにくい部分に雑な仕上げがところどころ見られます。まあ値段が値段ですから贅沢は言えないんでしょうけど・・

それで実際に演奏してみた感想ですが、まずガットギターは一般的なスチール弦ギターよりボディーが小振りなので小柄な人でも弾きやすいです。そしてナイロン弦の方が張力が低いので押さえやすいです。これまでスチール弦でセーハするのに苦労してましたが、これなら割とすんなりできます。今まで難しくて弾けなかった曲も弾けるようになったのはうれしいです。やはりソロを弾くにはナイロン弦が一番向いてるんですね。スチール弦でソロを弾くのはかなりの苦行といえます。

もちろんスチール弦にはスチール弦の良さがあるわけで、ストロークでジャカジャカ弾いたりするには向いてないですけど、アルペジオでフォークの伴奏をするアーティストも実際にいますし、クラシックにしか使えないというわけではありません。音質的にもナイロン弦の優しい音色の方が好きですね。

ギターの音色を語れるほど詳しくないんですが、杉らしいふくよかな温かさはあると思います。弾いていて気持ちの良い音質なんです。エレガットの場合、胴厚の薄いものはどうしても生鳴りが弱くなってしまいますが、このモデルは通常のガットギターと同じ胴厚があるので生鳴りも十分に楽しめ、「アンプにもつなげるガットギター」と考えてよいと思います。

とにかく値段以上の価値は十分にあると思って間違いないですね。ネックも細めで弾きやすいので、これからクラシックギターをはじめようと思っている方には一番おすすめできるモデルだと思います。これがハードケース付きで2万円少々なんて本当に信じられないです。

あと音サンプルもできればよかったんですが、また機会があれば追加したいと思います。

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