ギター 楽器

ソロギターは五線譜だけで弾けるようになろう

投稿日:2016年10月8日 更新日:

ソロギターを演奏するときにTAB譜を見ながら弾く人が多いと思います。TAB譜というのは押さえる弦とフレットが数字で書いてあるので、たとえ五線譜が読めなくても視覚的に演奏することができます。それ自体は非常に良く出来たシステムだと思います。

ただいつもTAB譜に頼っていると、いつまで経っても弾けるようにならないんですね・・。それは指板上のポジションと実際の音とが一致していないからです。僕もそうですが、TAB譜を見ながら弾いているときって、「今どの音を鳴らしているか」ということをまったく意識していないでしょう? ただフレットの数字を追いながら視覚的に弾いているだけです。これでは本当の意味で「ギターが弾ける」とは言えないと思うんですよね・・

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鍵盤楽器から入った人は例外なくギターが苦手だと思います。なぜ苦手なのかというと、鍵盤と違ってギターは同じ音を出すポジションが複数あるからです。たとえば高い方の「ミ」は普通1弦開放で出せますが、2弦5フレットでも出せますし、さらに3弦9フレットでも出すことができるわけで、こういう複雑さが鍵盤奏者にとっては難しく思えてしまうのですね・・

これは言い換えれば、「五線譜だけを見ながらギターが弾けない」ということになるのですね。もしTAB譜を見てはいけないと言われれば途端に弾けなくなるはずです。だから本当の意味で「弾けていない」のです。五線譜だけで弾けるようになるには、指板上にある音がすべて頭の中に入っていなければなりません。12フレットまででも全部で72通りもポジションがあるわけですから、それを全部暗記するのはとても大変なことのように思えます。僕もとても覚えられません。

でもクラシックギターの楽譜には普通TAB譜が付いていません。ですからクラシックギターを弾くには嫌でも五線譜だけを見てどのポジションを使うのかを自分で判断しなければなりません。そこで「同じ音が複数のポジションにある」という複雑さに直面し、「何弦の何フレットを押さえればよいのか?」と悩んでしまうことになります。普通、楽譜には親切に運指番号が書いてありますし、特殊なポジションの場合は丸数字で弦番号も書いてありますから、それを頼りに自分で「推測」していくわけです。これは慣れないとなかなか難しいですが、これを克服しないことにはクラシックギターを演奏することは不可能です。

ですからギターを本当の意味で弾けるようになるには、クラシックギターをやるのが一番の早道なのです。五線譜を見ながら自分で悩むことにより、自然と指板上のポジションと実際の音とが一致してきます。ただクラシックギターは比較的難易度の高い曲が多い上に、あまり知らない曲が多いんですよね。一度も聴いたことがない曲を楽譜だけを頼りに弾くのは初心者にはかなりハードルが高いと思います。

そこで僕がおすすめするのは、「日本の唱歌」のような誰もが知っているメロディーを題材にアレンジされた楽譜です。こういう曲は一度は耳にしたことがあるはずですから、「どういう風に演奏すればよいか?」ということは自ずとわかるはずです。それで弾ける喜びを味わうこともできますし、誰もが知っている曲なら人前で演奏しても喜ばれるでしょう。

ソロギターの楽譜はいろいろ購入しましたが、僕が良いと思った楽譜をここで紹介しておきます。

小胎剛『歌って弾ける 日本のうたギター曲集 歌詞入りやさしいギターソロ』

【主な曲目】赤とんぼ、いい日旅立ち、大きな古時計、贈る言葉、おぼろ月夜、かあさんの歌、からたちの花、君といつまでも、荒城の月、この道、ゴンドラの唄、さくらさくら、里の秋、さよなら、四季の歌、しゃぼん玉、知床旅情、昴、砂山、早春賦、卒業写真、小さい秋みつけた、月の沙漠、翼をください、遠くへ行きたい、夏の思い出、夏は来ぬ、七つの子、花、浜千鳥、浜辺の歌、春の小川、琵琶湖周航の歌、冬景色、冬の夜、ふるさと、ペチカ、星の世界、紅葉、椰子の実、夕焼け小焼け、宵待草、旅愁、ローレライ、若者たち・・・など全126曲

この楽譜には日本の童謡からポピュラーソングまで、誰もが懐かしいと思うような抒情歌が何と126曲も入っています。ものすごくお買い得です(笑)。そしてTAB譜は一切付いていません。だから嫌でも五線譜を見ながら弾かなければなりませんが、それが良いのです。TAB譜が付いていたら絶対に頼ってしまいます。また比較的平易にアレンジされているところもポイントで、ギター初心者でも割とすんなり弾くことができます。つまり「弾ける喜び」が味わえるということです。この楽譜で好きな曲を演奏できるように頑張れば、楽しみながら自然と指板上のポジションが理解できるようになります。僕も8フレットくらいまではほぼ頭に入るようになりました。

やっぱり無味乾燥で機械的な練習じゃなくて、「弾きながら覚える」って大事だと思うんですよ。そういう意味でこの楽譜はとてもおすすめします。初心者でもちょっと頑張れば弾けるレベルなので、誰かの前で弾いてあげればとても喜ばれると思いますよ。

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