ピアノ 楽器

電子ピアノ買いました

投稿日:2012年1月6日 更新日:

KORG Digital Piano SP-250

これまでシンセというか、いわゆるキーボードを使ってピアノの練習をしていたのですが、ついに電子ピアノを購入しました。やっぱり本格的にやるにはキーボードでは無理があります。

まず鍵盤の数が足りません。今使っているシンセ(KORG TRITON pro)を購入する際、標準的な61鍵ではまったく足りないことはわかっていたので、わざわざ76鍵モデルを購入したのですが、それでも曲によっては足りなくなるケースが出てきました。特に左手をオクターブで弾く場合など、低い方が足りなくなることが多いです。そういった場合、音を省略したり、オクターブずらしたりしてごまかすしかないのですが、腕の問題はともかく、物理的に弾けないのは悲しいです。

またシンセとピアノは鍵盤のタッチがまったく違います。ピアノを弾いたことのある人ならわかると思いますが、ピアノの鍵盤はとても重いです。演奏するには相当力を必要とします。それに対してシンセの鍵盤はスカスカです。TRITONはシンセとしては重い部類に入るのですが、それでもピアノとは比較になりません。ですからこんなので練習していても本物のピアノは絶対弾けないのです。それにピアノの鍵盤には、叩いて戻るときに独特の反発力があって、これを利用しないと速いフレーズは弾けないのですね。ですからシンセで代用しようとしても、物理的に不可能なのです。

もちろん本物のアコースティックピアノがあれば一番いいに決まってますが、価格的な問題はさておき、賃貸住まいではあのような重量物は持ち込めませんし、近隣を気にして演奏することもできません。これはもう、練習室などを借りるしか方法はないでしょう。そこで練習専用と割り切って、できるだけ本物のタッチに近い電子ピアノを選ぶことにしました。

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電子ピアノを選ぶ際に重視したのは、まず重量です。どれもピアノと同じ88鍵ありますから、横幅はほぼ決まってますが、重量は大きく違います。ちょっと値の張る物は木製のスタンドと一体型になっていますが、あれは重量が30~50kgくらいもありますので、とても置けません。そこで、シンセと同じように本体とスタンドが別々になっているポータブル型の中から選ぶしかありませんでした。こういうタイプはかつてヤマハが先行していましたが、最近はカシオやコルグなど他のメーカーも出揃ってきました。ポータブル型なら使わないときは壁に立てかけておくこともできますし、部屋の移動も楽にできます。

それと何と言っても重要なのは鍵盤のタッチです。こればっかりは実際に触ってみないとわからないので、楽器屋に行って試奏してみましたが、やはりメーカーや価格帯によってかなり違いがあります。概して値段の安い物はタッチがフニャフニャで、とてもピアノとは呼べないような代物でした。電子ピアノを買うのはピアノの練習のためであり、タッチが悪いと買った意味がありません。一度買ったらそう簡単に買い替えられないので、これだけは失敗のないように慎重に選ばなければと思いました。

それでまず価格.comで各メーカーの電子ピアノについて調べてみると、ポータブル型で人気のあるのはヤマハ、カシオ、コルグの3つに絞られました。カワイ、ローランドはやや高価格帯の据え置き型が中心のようです。そして中でもコルグのSP-250という機種が最も希望に近いということがわかりました。レビューやユーザーのブログなどを参照してみても、鍵盤のタッチは非常に良いという評判で、10万円クラスと同等の出来ということでした。少なくとも鍵盤に関して悪い評価というのはほとんど見当たりません。しかも実売で4万円前後という驚くべき低価格なので、これはもう決まりだと思いました。

念のため購入前に楽器屋に行って鍵盤のタッチを確認してみたかったのですが、残念ながら近くの楽器屋にはSP-250は置いていませんでした。そこで比較のため他のメーカーのも触ってみましたが、まずカシオは比較的高価な機種でもタッチがゴムのような感じで、いかにも安っぽいと思いました。論外です。次にヤマハのP-95という売れ筋の機種がありましたが、タッチはそう悪くないものの、かなり軽いと感じました。ちょっと物足りないです。上位のP-155ならもっと良いのかもしれませんが、あいにく置いてませんでした。あとコルグのSP-170Sという機種は2万円台の超低価格ですが、タッチは重めでかなり好印象でした。同価格帯では群を抜いていると思いました。これなら上位のSP-250はもっと良いだろうという期待も持てました。

あと音質ですが、YouTubeで検索すればSP-250の演奏動画はいくらでも見つかります。音質に関しては賛否両論あって、イマイチという声も聞かれますが、動画で聴いた限りは自分の好みに近く、そんなに悪くないと思いました。レコーディングする場合はPC側のソフトシンセを使うなど、いくらでも代替手段はありますので、音質はそれほど重視していません。それに対して鍵盤は代替が効きませんから、妥協はできません。とにかくタッチがすべてなので、音質は二の次とします。

それで一ヶ月少々悩みに悩んで、年明け早々にSP-250を注文しました。色は2種類あって、ブラックを選びました。この機種は2006年発売のかなりのロングセラーですが、ブラックモデルは昨年9月に発売されたばかりの新色です。それだけ売れているということですね。楽器通販大手のサウンドハウスで購入したのですが、ものすごく対応が早く、好印象でした。次もぜひ使いたいと思います。注文した翌日には早速届きましたが、スタンドも同梱されていて、あまりに巨大な箱なのでビックリしました。自分が入れるくらいの大きさで、通称「棺桶」と呼ばれているようです(笑)。でも中身はそんなに大きくなくて、コンパクトです。

本体だけで19kgもあるので設置に一苦労しましたが、試奏してみたところ、鍵盤のタッチは期待通りのものでした。ほどよい重さがあって、鍵盤の戻りも本物っぽい動きです。これなら本物のピアノを弾いても違和感はないでしょう。しかも黒鍵は艶消し加工が施されていて、安っぽさは微塵もありません。すばらしいです。楽器屋で触った限り、カワイの15万円くらいする木製鍵盤のタッチが一番良いと思いましたが、それに引けを取らない打鍵感です。音質は動画で聴いた印象とほぼ同じで、自分のレベルでは合格点を出せます。今まで使っていたシンセやソフトシンセのどれよりも良い音質だと思います。特に低音域の響きはかなり本物に近いです。

実はコルグを選んだのは、僕が昔からコルグファンだったということもあります(笑)。初代M1からずっとコルグ製品を使い続けてきましたので、できれば今度もコルグにしたいという思いがありました。これでますますコルグが好きになりました(笑)。スタンドにダンパーペダル、譜面台、ヘッドホンまで付属して4万円未満というのが信じられません。値段の3倍以上の価値はあると思います。驚異的なコストパフォーマンスの高さです。こんな値段で売って大丈夫なのか?とこちらが心配になるくらいです(笑)。

今から20年近く前にピアノを弾いていたのですが、ベートーヴェンの「月光」とかショパンのノクターンなどを曲がりなりにも弾けるようになりました。長いこと弾いてませんから、今すぐには弾けません。でもちょっと弾いてみると、やっぱり手が覚えてるんですね。少し練習すればすぐに弾けるようになると思います。体で覚えたものは絶対に忘れないものです。これで再び音楽に興味を持ち続けられるようになったので、ピアノの練習に励みたいと思います。できればショパンの「革命」とか弾いてみたいですが、相当無理があると思いますので(^^;、ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」を弾けるくらいのレベルにはなりたいなと思っています。またオリジナル曲もこれまではMIDIで演奏させたりしてましたが、やっぱり自分で演奏しないとつまらないので、ピアノ練習と並行して曲作りの方も進めていきたいと思います。

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