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仰げば尊し 【ピアノ伴奏譜】

作曲:文部省唱歌

この楽曲の別バージョンピアノソロ譜
「仰げば尊し 我が師の恩~」で始まる卒業式の定番ソングです。作曲者は不詳で「文部省唱歌」ということになっていますが、最近になってアメリカで出版された楽譜が原典になっていることが判明しました。日本の伝統曲だと思っていましたが、実は外国生まれの曲だったんですね。近年は歌詞が文語体で難解だとか、表現が時代にそぐわないなどの理不尽な理由によりあまり歌われなくなってきています。特に二番の歌詞に出てくる「身を立て名を上げ」という文句が封建的であるとして、二番を飛ばして本来の三番を二番として歌われることが多くなっています。

歌詞が文語体であることから、結構誤解されている部分も目立ちます。一番の歌詞で「おもえばいととし このとしつき」という箇所がありますが、「いととし」を「愛とし」と思っている人がかなり多いようです。恥ずかしながら自分もそうだったのですが(笑)、正しくは「いと疾し」なんですね。つまり「年月の経つのは何て早いんだろう」ということを言っているわけです。また「いまこそわかれめ」という部分は「別れ目」と解釈している人が多いですが、これは「今まさに別れようとしている」という意味の文語体です。こういうことをちゃんと教えない学校が悪いと思いますが、日本人としては一応知っておいた方がいいですね。

楽譜はピアノ伴奏・コードネーム付きです。巻末に二番も含む歌詞が付いています。

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