【ボーカルキャンセラー2】Ver.1.60をリリースしました

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久しぶりのアップデートですが、Ver.1.60をリリースしました。今回の目玉は「リアルタイムプレビュー」機能です。名前でおおよそわかっていただけるかと思いますが、音源をリアルタイムで再生しながらパラメータを調整し、効果を確認できる機能です。これまではファイル変換しながら試行錯誤で調整するしかありませんでしたが、この新機能により効率的にパラメータの最適化ができるようになりました。

割と当たり前のように思われますが、これはリアルタイムで処理する必要があるため、技術的には大変難しいのです。そのためこれまで後回しになってきましたが、そろそろやることがなくなってきたので(?)、最後の仕上げとしてこの機能に本格的に取り組むことになりました。これでようやくソフトとして完成の域に達したのではないかと思っています。なおこれにかかった開発コストが大きいため、製品版だけの機能とさせていただきます。

やはりリアルタイムでプレビューできるかどうかで作業性がまったく異なりますね。これまではその都度ファイルを生成しながらパラメータを調整していましたが、それではどんな効果があるのか今ひとつよくわかりませんでした。でもリアルタイムでプレビューすれば効果は一目瞭然です。やはり必須の機能であると実感しました。

他のソフトではすでに実装されていたりするのですが、本ソフトではまだだったので、その点だけが遅れている感じでした。これでやっと追いつけた感じがします。(笑)

もう一つの新機能としては、「定位」の設定が可能になりました。これはボーカルカットの対象となる定位を左右にずらすことができる機能です。通常ボーカルは中央に定位していることを前提としていますが、音源によっては微妙にずれたりしているかもしれません。そういう場合に定位を微調整するとより完全にボーカルカットができる可能性もあります。またインストゥルメンタルの曲でも特定の定位にある楽器の音だけを取り出すような目的にも使えるかもしれません(効果は不明ですが)。

それと新機能に合わせて画面デザインを大幅に変更しました。これは単純にスペースが足りなくなったためです。従来は縦長デザインでしたが、最近のPCは横長画面が主流で縦方向の大きさが厳しいため、横へ広げる形に変更しました。

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