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幻想即興曲 【ピアノソロ譜】

原題:Fantaisie-Impromptu Op.66

作曲:フレデリック・ショパン

ショパンが1834年に作曲したピアノ曲で、ショパンの死後1855年に友人のフォンタナによって出版された遺作の一つです。4曲ある「即興曲」のうちで最初に書かれたものですが、出版された年代は最後になりました。自筆譜には「即興曲」としか書かれていませんでしたが、「幻想」という言葉はフォンタナによって付けられたものです。即興曲と言っても本来の意味での即興演奏ではなく、「自由な形式で書かれた曲」というくらいの意味です。ショパン自身はこの曲をあまり気に入っていなかったと言われており、フォンタナに死後楽譜を捨ててほしいと言い残していたそうですが、意に反して出版されたとする逸話があります。しかしながらクラシックに全く興味のない人でもこの曲は絶対知っているはずで、世の中何が起こるか全くわからないものです。

曲は三部形式になっており、主部は6連符のアルペジオに乗って細かい旋律が躍動する華やかな曲想で、右手と左手でリズムが異なるポリリズムを特徴としており、演奏が難しいことでも知られています。中間部は一転してゆったりした穏やかな雰囲気が流れます。再現部は主部を繰り返した後、コーダで中間部の旋律を低音で回想して締めくくります。非常に高度な演奏技術が要求され、ピアノ学習者がいつか弾けるようになりたいと願っている憧れの曲でもあります。

楽譜はフォンタナ版によるものです。再現部は主部の完全な繰り返しですので、ページ数節約のためダルセーニョで表記していますが、本来2回目はPrestoの速度標語が指定されています。この曲の最大の難関は言うまでもなく右手と左手でリズムが異なる4:3のポリリズムです。楽譜を見ただけで弾けそうにないとあきらめてしまう人が多いですが、これはコツをつかめば必ず弾けるようになります。練習方法は「4:3のリズムを身に付ける方法」をお読み下さい。とにかく速く弾くのは無理でもゆっくりならいつかは弾けるようになります。中間部はそれに比べると易しいですが、やはりポリリズム的な部分があります。また同じフレーズを4回繰り返しますが、それぞれ微妙に違っているところがあるので注意が必要です。

この楽譜は固定キーとなっておりますので移調はできません。

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